【第2話】ハンサム愛理はまゆゆを溺愛する。
伝説の美少女
「痛っ」と言って男の子はスタスタ歩いて行って、私は呆然とした。なぜって今の人がビューティーワンダフル学園の制服を着ていて…そんなことより早く行かないと入学式に遅れちゃう!
なんとか間に合った真由、だか周りの女の子達にはこんなことを言われた。
「あの子ダサくねw」
「それな〜w」
きっとどこかのお嬢様なんだろう、なぜか昔から男子にばっかり好かれ、女子にはいつも妬まれていた。本当は女子とたくさん話したかったのに。中学生になって変わろうと思い、日本一の進学校であるビューティーワンダフル学園を受験し、無事合格することができた。ある人にメガネをかけろと言われ、とても分厚いめがねもかけ始めた。
クラス発表を見て1ー2の教室に行くと…あ、朝の人だ!ハンサム愛理っていう名前なんだ、謝罪をするのを忘れてた…まあ同じクラスなんだし後で言えばいいや!
自己紹介をすることになったので
「キュート真由です。小学校ではまゆゆって呼ばれていました。よろしくお願いします。」
無難に挨拶をした。
『まゆゆ』は幼稚園の頃から男子に呼ばれていたダサいあだ名。
んなことより、新しい友達できるかな???みんなの自己紹介を聞いていたら、何人かは優しそうな人がみつかった。今朝の謝罪をしようと、ハンサム愛理くんと話そうとしたけど、たくさんの女子でどうも話せないィと思っていたら!
「あっちょっとこっち来て」と疲れた顔で話しかけてきた。
「俺、女子苦手なんだ、手伝ってくれないか。」
そんな急に…何をすればいいですか?
「あいつらを追い払ってくれるか」
えっ無理です
「お願いだ、それか今朝のこと…」
やりますやります!今朝のことをバラされたら私の華の学園生活が…しょうがない今回だけですよ…
「ありがとなまゆゆ」
なんで、もうあだ名呼びなの…
「だって俺とお前は幼馴染だろ」
私はパニックになった…少し経つとお母さんとの会話が脳裏に浮かぶ。
「真由、そういえばあなたの行くビューティーなんちゃら学園に、幼稚園の時よく一緒に遊んでた愛理くんも来るそうよ」
「ふぁーい」
「あんた少しは男の子のことも興味持ちなさいよ〜」
そういえばこんなやつがいたような………