【第4話】ハンサム愛理はまゆゆを溺愛する。
〜愛理のこと〜
今度の日曜日、今来たLINEの送り主で、幼稚園からの親友である香澄と一緒にお茶をすることになった。愛理のこと聞かないとな…
日曜日
真由は駆け足で待ち合わせの場所に向かう。
香澄はキョロキョロ周りを見ている自分から近づいて肩をトンとすると
「わっ!」と驚かせてきた。「真由だよね?」
「そうだよ〜!何、最近まで一緒に遊んだりしたくせに!」私はほっぺを膨らませながら言った。
彼女は「ごめんごめんそれにしても何?そのメガネ!」と抱きしめながら言った。
「ええっと…」お茶を飲みながら、私は今までのことを話した。
「香澄って愛理のこと覚えてる?」目を上に向けて、何かを思い出すように香澄は言った。
「確か真由が幼稚園の時めっちゃ嫌いって言ってた人だよね?」
「え?そうだっけ?」よかった…いくらモテモテでも、あんなやつのことが好きだった訳ないもんね!!